物質と感情のエンタングルメント
愛と欲望、リビドーと記憶――それらをめぐる複雑な情動が、物質とイメージの絡まり(エンタングルメント)として表現されるのが5階の空間です。
ジャン・ミッシェル・オトニエルによる赤いガラス作品が放つ官能的な輝き、水戸部七絵によるヨーコとレノンの愛の肖像など、いずれも「愛」を主題としつつ、それをただ一義的には描きません。
グリッチ、ノイズ、ハイブリディティといった現代的感性を纏ったそれらの表現は、現代の私たちの複雑で少し歪んだ欲望や人間関係を繊細に、挑発的に映し出します。